第28回シングル厨のつどいオフ 準決勝解説
本来なら予選含めて対戦ログ書くべきなんですが、対戦動画の録画を忘れてしまったので
映像が残ってる準決勝と決勝の解説のみ行います
なお準決勝と決勝には見せ合い時間が5分設けられました。それらの時間を考慮した上での選出とお考えください。
準決勝戦 VSあいちんさん
【相手パーティ】 ルカリオ ガブリアス バンギラス ゲンガー ウォッシュロトム ファイアロー
ライボルトの通りが非常に良く、ライボルトの10万ボルトを半減or無効にできるのはガブリアスはカバルドンで対処できます。
逆にオーロットやファイアローは天敵であるバンギ、ロトムに完全に止められてしまう上、ルカリオにもそこまで強くはありません。
今回は前者のライボルトを軸にして戦うのが良さそうだったのでライボルトとカバルドンの選出を決定。残りはウォッシュロトムを処理できるオーロットかハピナスとなりますが、オーロットにすると相手のゲンガーが凄まじく重くなってしまうので已む無くハピナス選出で対応します。
ハピナスを選出した場合ガブリアスとルカリオに大きな隙を見せてしまうので、隙が生まれないように注意しつつ立ち回ります。
バトルスタート
【1ターン目】
ライト:ライボルト / あいちん:ゲンガー
10万ボルトで確定2発を取れますが、ここでこごえる風を当てられてしまった場合
1st:ゲンガーメガシンカ ライボルトメガシンカ ゲンガーこごかぜ ライボルト→10万(6割)
2nd:ゲンガーみちづれ ライボルトボルトチェンジ(みちづれ成功)ライボルトダウン
という最悪の流れになってしまいます。
この場合後続にウォッシュロトムや挑発剣の舞ファイアローが控えていたらそれだけで負けてしまうので、ここでライボルトを失うわけにはいきません。最悪の事態に備えボルトチェンジを使用。
ゲンガー シャドーボール ライボルトに約6割
ライボルト ボルトチェンジ ゲンガーに約6割 ハピナスを繰り出した
【2ターン目】
ライト:ハピナス / あいちん:ゲンガー
みちづれ警戒で電磁波を選択。ガブリアスを投げられた場合カバルドン後出しから対処します。
ゲンガー ちょうはつ
ハピナス ちょうはつされてでんじはが出せない
【3ターン目】
ライト:ハピナス / あいちん:ゲンガー
挑発+みちづれでハピナスを処理されると相手のウォッシュロトムで詰んでしまいます。
またみちづれがない場合でもここで大文字でゲンガーを落としてしまうと挑発状態のままルカリオやファイアローを出されて1ターン隙が生まれてしまいます。
ここはゲンガー交代、挑発ターン稼ぎ、みちづれ回避の全てが実現できるちきゅうなげで応戦。居座って攻撃されてもハピナスなら受けきれるでしょう。
ゲンガー こごえるかぜ すこしダメージ
ハピナス ちきゅうなげ 効果なし
【4ターン目】
ライト:ハピナス / あいちん:ゲンガー
みちづれがあったとしても、ここでこごかぜを選択するのは少しおかしい。
後続からライボルトを投げるにしてもゲンガーはみちづれを選択すれば良いだけなので、このゲンガーにはみちづれがないと断定し大文字を選択。
ゲンガー おにび しかし攻撃は外れた
ハピナス だいもんじ ゲンガー残り1/16圏内 ハピナスはちょうはつの効果が切れた
【5ターン目】
ライト:ハピナス / あいちん:ゲンガー
このターン以降ゲンガーを倒す手段は
【1】ハピナスで引き続き攻撃して突破
【2】カバルドンの砂ダメージで突破
【3】ライボルトに交代し次のターン以降突破
の3択です。
ここまでゲンガーの技が4つ割れていて、相手のパーティ構成から起点作り用のゲンガーであることが予測できます
このターン倒されることが想定できるゲンガー側は必然的に起点を作る必要があり、そのための技の優先度が変わってきます。
こちらが見せているポケモンがライボルトとハピナス 後続に控えているポケモンは分からない。これらの条件を考えると
【シャドーボール】ライボルト交代に有効。しかしハピナスには効果がない
【こごえるかぜ】ライボルト交代に有効
【おにび】ハピナスに微妙に有効かつ交代先に有効だが、こごえるかぜと比べるとライボルトに対し有効度は少ない。更に3匹目がファイアローでことを考えるとあまり効果が期待できない。
【ちょうはつ】ハピナスが居座った場合に有効 かつ交換先にも有効
となります。この場合優先度として高いのは起点作りのためとなる技ですから、技の優先度は必然的に
ちょうはつ>こごえるかぜ>おにび≧シャドーボール となります。
ここで相手にとっておにびを選択するメリットはこごえるかぜを選択するメリットよりも圧倒的に低いため、上2つ以下は打たれないと考慮して対処します。
カバルドンは挑発を受けてもウォッシュロトム以外に一撃で倒されることがなく、バンギラス、ルカリオ、ガブリアスには1度でも攻撃を入れればライボルトの圏内に入れることが可能です。
そしてカバルドンを出す際に辛い鬼火は打たれる可能性が非常に少ない。
ウォッシュロトムを繰り出された場合はハピナス交代出し ファイアローはライボルト後出しから対応できる。
これらの事を全て考慮すると、ここで有効となる選択肢は【2】となります。
ハピナス カバルドンに交代 すなあらしが吹き荒れた
ゲンガー ちょうはつ カバルドンをちょうはつした
ゲンガーは砂ダメージを受けている ゲンガーは倒れた ガブリアスを繰り出した
【5ターン目】
ライト:カバルドン / あいちん:ガブリアス
このガブリアス繰り出しによって後続にウォッシュロトムがいないことが判明。
このままではガブリアスの型が分からないので、型を判明させるために引き続き攻撃を選択
ガブリアス じしん カバルドンに1/3いかないくらいのダメージ
カバルドン じしん ガブリアスに2/5くらいのダメージ
【6ターン目】
ライト:カバルドン / あいちん:ガブリアス
さて問題のターン。
残り2回の地震は耐えられそうですが、ここでハピナスを犠牲にすれば1ターン早く挑発の効果を消すことができます
しかし相手がスカーフ持ちだった場合ガブリアスを倒す手段が実質カバルドンのみとなり、カバルドンの後の負担の大きさがすさまじいことになりそうです。
1度でも急所に当たったら負けてしまいますが、ここは後のことを考えて挑発が切れるのを待ちます。
ガブリアス じしん カバルドンに1/3いかないくらいのダメージ
カバルドン じしん ガブリアスに2/5くらいのダメージ(地球投げ圏内)
【7ターン目】
ライト:カバルドン / あいちん:ガブリアス
どうやらガブリアスは拘っているようです。
後発のことを考えカバルドンは回復技を選択。
ガブリアス じしん カバルドン残りHP10
カバルドン なまける HP6割まで回復
【7ターン目】
ライト:カバルドン / あいちん:ガブリアス
無事耐えることに成功しました。
急所でも落ちないので再度回復し後続に備えます
ガブリアス じしん カバルドン残りHP3割
カバルドン なまける HP8割まで回復
【8ターン目】
ライト:カバルドン / あいちん:ガブリアス
ここはガブリアスが居座ったときのことを考え再度怠けるを選択。
ガブリアス ルカリオへ交代
カバルドン なまける HP完全回復
前のターンはカバルドンを温存させるつもりでしたが、よく考えるとプレミだったような気もします。
相手のガブリアスが交代したらハピナスで処理すればいいだけなので、後続に合わせて地震を選択するのが正解でした。
このターンは身代わりを使われるとあくびを防がれてしまい、その結果
1.ルカリオみがわり カバルドンあくび失敗
2.ルカリオわるだくみor剣の舞 カバルドン地震でみがわり破壊
3.ルカリオ攻撃 カバルドンダウン ライボルトを繰り出す
となってしまい、次のターンに「ルカリオが居座る」か「ガブリアスへ交代」かの2択を迫られてしまいます。
そうなるとこちらが大分厳しい状況となってしまうため、最悪の自体に備え地震を選択。
ルカリオ つるぎのまい
カバルドン じしん ルカリオ残り1/16くらい
【10ターン目】
ライト:カバルドン / あいちん:ルカリオ
ルカリオがカバルドンを突破するにはインファイトを打つしか無い。つまりゴツゴツメットで確実に1対1交換を取ることができます。
その場合ライボルトとハピナスでガブリアスと対面することとなりますが、ガブリアスはどうもスカーフのようなのでライボルトは確実に失うとしてもハピナス対面で逆鱗を急所に当てられてしまうとこちらが負けとなってしまう。
しかしここでライボルトを出して威嚇でAを下げつつカバでルカリオを処理すれば、後続のガブリアスはゴツメを警戒することにより対面で逆鱗を選択できなくなる。
つまり選択できるのが地震しかなくなり、地震なら急所でもハピナスは突破できなくなるためこちらの勝ちが確定します。
というわけでここは急所負けに備えたライボルト切りで対処します。剣の舞を使われたら相手が上手いと諦めて急所に当たらないことに賭けるしかありません。
カバルドン ライボルトに交代 ライボルトの威嚇でルカリオの攻撃が下がった
ルカリオ インファイト ライボルトは倒れた カバルドンを繰り出した すなあらしが吹き荒れた
【10ターン目】
ライト:カバルドン / あいちん:ルカリオ
ルカリオが取れる選択肢は
・インファイトでカバに負担を与える
・まだ見ぬゴツメ反動でルカリオが倒れる読みなまける読みでつるぎのまいを選択
の2つです。こちらとしては先程同様にガブリアスに逆鱗を打たせなければ良いだけなので、地震を選択。
ルカリオ つるぎのまい
カバルドン じしん ルカリオは倒れた ガブリアスを繰り出した
【11ターン目】
ライト:カバルドン / あいちん:ガブリアス
ガブリアスのげきりん ゴツゴツメットでダメージを受けた ガブリアスは倒れた
ライト WIN!
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という感じでした。
初手ゲンガーライボルト対面でシャドーボールを選択されたのは少々意外でしたが、ライボルトがボルチェンを打つ択を考えると当然の選択のような気もしてきますね。
あのターンライボルトが10万を選択し、次のターンゲンガーを処理できるような形を作っておけばまた違った展開になったのでしょうか。
勝ちパターンが見えるまでは最悪負け筋を潰す戦い方をするように心がけていますが、相手も同じようにリスク回避しながら戦うのだとしたらこちらがそれを崩すために少し無茶をしても良いのかもしれません。
2ターン目以降は常に最善手を打てていたかなという感じがしますが、仮に大文字でゲンガーが倒れ、後続がルカリオとウォッシュロトムだった場合、全く違った展開になっていたと思います。
結果的には残りがガブリアスで、かつルカリオも物理型だったためカバルドンで処理できる形を取れましたが、、違った構成の相手に同じような勝ち方を目指すことは困難なため受け思考のパーティを使うのはやはり限界があるのだろうか、とも思わせる対戦でした。
それではあいちんさん 対戦ありがとうございました!