サザンドラ主軸スタン

サザンドラ+格闘の攻撃範囲の広さに目をつけ、そこから構築をスタートしました。
ですが・・・最近出てきた「ラッキー」にはまるで勝てないため、ちょっと時代遅れでもありますかねw
というわけで気に入ってた構築ですが、もう使う予定もないので晒し



サザンドラ@命の球
167-xx-110-194-111-150

流星群 大文字 あくのはどう 身代わり




ゴウカザル@気合の襷
151-156-81-125-91-176


インファイト 岩雪崩 とんぼがえり オーバーヒート




メタグロス@シュカ
187-181-150-103-133-90


アームハンマー 冷凍パンチ バレットパンチ どくどく




ブルンゲル@オボン
201-xx-132-106-133-81


熱湯 あられ 挑発 自己再生




ガブリアス@スカーフ
191-172-118-xx-121-154


逆鱗 地震 ストーンエッジ 大文字




サンダー@食べ残し
197-xx-107-145-138-135


10万ボルト めざめるパワー 電磁波 羽休め




▼パーティ判定(http://pokem.client.jp/pt.htm
苦手・・・「無し」
やや苦手・・・「氷」「ドラゴン」
普通・・・「ゴースト」
やや得意・・・「悪」「岩」「飛」「悪」「地面」(グロスのシュカは考慮していない)
得意・・・「格闘」
超得意・・・「ノーマル」「炎」「水」「電気」「草」「毒」「鋼」「エスパー」「虫」



■パーティ構築に至るまで
まず、シングル厨が終わり次第の構築見直しからスタート。
ウルガモスが強い環境なのですが、一番最初に注目した存在は「サザンドラ」でした。
実際このポケモンは現環境を支配している「ソーナンス」に圧倒的に強い存在であり、相手にやりたいことをさせない構成にすることもできます。
現環境に最も適していて、かつ大会でも好成績を残しているサザンドラから構成を組むことにしました。


サザンドラを入れるに当たって、得意なポケモンと苦手なポケモンを探すことに。
・得意なポケモン
メタグロスロトムソーナンスブルンゲル
・苦手なポケモン
ラティオス ガブリアス ウルガモス バンギラス その他格闘 ユキノオー


これだけ見ると、弱点だらけで使いづらいポケモンにも見えます。
まず、流行のトップメタであるハズのウルガモスに勝てないので、このポケモンに勝てるポケモンを探すこと。
普通ならここにガブリアスが入るべきですが、僕はまず先に「ゴウカザル」を入れることにしました。


ゴウカザルブルンゲルラティオスが入っていないPTにガン刺さりするので、そういった取り巻きを潰せるポケモンでもあります。
しかも、サザンドラブルンゲルに対して簡単に投げることのできるポケモンなのでゴウカザルとの相性もバツグンです。
ウルガモスに対しては後出しからの岩技で簡単に処理することができ、しかもその状況を利用することもできるので非常に強いです。
残念ながら両方共に低耐久なため完璧な相性とは言いがたいですが、相性的な意味では補完もされあっているのでかなり良相性な組み合わせとなります。


サザンドラゴウカザルのコンセプトが決まったところで、個々の調整の紹介。


サザンドラ


・Cを削ることによるデメリットが大きすぎるので控えめCS
・臆病にする旨みは対ウルガモス、最速ロトムのみ
・地味にグロスの思念を無効化できるので、そこからも攻めの起点にできる


スカーフ、眼鏡等持たせるアイテムは色々あるのですが、それらを持たせたところでサンダーには勝てないし、グロスに対して眼鏡はオーバーキルなのでやめました。
身代わりがあるとサンダーに勝てる可能性を作ることができる(電磁波を受けない)ので、勝ち筋を作れるということで今回は命の珠+身代わりを採用。
これによってブルンゲルの波乗りに後出しした時、身代わりさえ貼れれば後ろの1匹を瀕死〜致命傷まで削ることができます。


後出しが難しいポケモンなので、基本的に地震受け等として出すことになります。
あとはエスパー無効のタイミングや電気半減のタイミングでしょうか。
基本的にエスパーと電気、そして草水炎辺りには強いのでそこら辺りのポケモンに出していくことになります。
あとは勿論ブルンゲル。鬼火で削られようがどんどん出してゴウカザルの負担を軽くします。


ゴウカザル


インファイトで倒したい相手が多いのでA寄り配分。
・技も物理メインとし特殊技はオーバーヒートのみ。これでCが低く特殊が撃ちづらい場面も関係ない。


ウルガモス特化。PTにウルガモスを突破できるポケモンが2匹以上いると、安心してサザンドラメタグロス依存の構築を使うことができます。
相手のPTに対して、ラティオス等がいたら基本出さないようにし暴れられそうなら機会見て選出。


技が3つ確定した後に、対ソーナンスブルンゲル用にとんぼがえりを入れました。
ブルンゲルやナンスが出てくるタイミングで上手くとんぼが入ればサザンドラを出す機会を綺麗に作れる。
ソーナンスのカウンターはブルンゲルで対処するように。


性格は無邪気ではなくせっかち。
せっかちにする利点はヒードランの大文字のダメージ、そしてウルガモスの大文字のダメージ考慮。
計算すると分かりますが、かなりのダメージ乱数が変わってくる上に無邪気にする旨みはほとんどないので、特に考えずにせっかちでいいと思います。
(鉢巻ヘラのメガホーンの確定数も無邪気、せっかちではあまり変わらず)


メタグロス


・Aはアームハンマーでバンギ1発のライン
キングドラの雨球ハイドロ高乱数耐え
ラティオスの眼鏡流星群2発高乱数耐え
・余りはすべてAに振り、ラティやガブリを冷凍(+バレット)で倒せる確立を高める


ガブリアスドリュウズに特化したメタグロス
技も仮想的を組み立て、それらに勝てるためだけの構成を選びました。


基本的にこのPTがガブリアス重いと感じる場面は
・サザンとガブリが初手で対面した時
・サンダーとガブリが初手で対面した時


基本的にこの2つの場面です。
サンダーとサザンの2匹は攻撃を耐えてめざパや流星群で反撃してくる可能性、更には浮いているのでそれらを考慮するとガブリ側は地震を選択できない。
この状況を利用することでメタグロスを安全に投げることができ、逆鱗を選択されたらそのまま倒すことも可能になります。
この動きは非常に決まりやすく、ガブリを処理する能力だけならソーナンスよりも圧倒的に便利なのでメタグロスを3番目に入れました。


4つ目の技だが、ここには毒毒を入れることに。
正直ここの技はなんでもいいのですが、ソーナンスグロスに当てられた場合ガブリを処理するポケモンがいなくなってしまうとそのままタテられてしまう。
相手側から見ても、グロスさえ処理できればガブリの逆鱗が非常に通りやすいのでグロスに投げてくる可能性は非常に高くなる。
その動きに合わせてサザンを投げたいところだが、あまりにリスクを負うのでやむを得ず毒を入れることになりました。
ついでですが、毒を入れたことによりトリトドンロトムブルンゲル等にもある程度強くなりPTの猿やブルンの対水への負担が軽くなります。


ブルンゲル


・1回舞った臆病ウルガモスの大文字をオボン込みで高乱数3発耐え
・特防を防御より高くしダウンロード対策+防御を11の倍数に
・ポリゴン2意識で素早さに+1


サザンドラを入れることによる格闘弱点への穴埋め。
特筆する所はなく技は普通にテンプレ。調整は最低限タイマンでウルガモスに勝てるように。


試験的に鬼火を切り、対雨、ドリュウズ用に霰を採用してみました。
ブルンゲル自体汎用性の高いポケモンなのでこういった小細工を仕込むのはPTの圧迫になりやすいのですが
雨パや砂パの対策はどうしても切れないので、やむを得ずといった感じです。
正直、こういったスタンで天候に追いつくにはどこかで小細工を仕込む必要があるので、今回は熱湯で鬼火と攻撃を両立しやすいブルンゲルに任せることに。


ブルンゲルの技自体は、鬼火よりも挑発のほうが優先度が高めだと思っています。
勿論普通に天候に強いパーティで使うなら波乗り鬼火挑発で問題ないのですが。



ガブリアス


・201ガブリを逆鱗で1発
・球テラキオンのインファ+石化を高乱数耐え
・135バンギの冷凍ビームを最大乱数以外耐え
・a125-c156猿のめざパ氷+マッパを高乱数耐え
・A100ユキノオーの礫×2+霰ダメージ耐え
・臆病ウルガモスのさざめき2発耐え
・臆病ウルガモスの舞球さざめき耐え
・臆病ウルガモスのめざパ氷高乱数耐え
・桂馬ボルトロス(C150帯)のめざ氷を最大乱数以外耐え
・相手の臆病ウルガモスには耐久面で対応 控えめ舞ウルガ抜き
・ネオ191ガブリアス()


電気耐性の補完。
ボルトチェンジを無効化できるポケモンがいないと、グロスブルンゲルロトムを投げられるだけで不利になるので安心のガブリアス
前回使ったガブリアスよりもAを落とし、耐久をとにかく底上げしました。
ボルトロスの帯めざパまで耐えられるようにしたので、初手にも気軽に出しやすくなり
ウルガモスの後出し性能は勿論、素早さを抜けないウルガモスに対しては耐久面で対応できるように。


サザンと組ませても強いし、サザンが選出できない時の突破役として入れても強いです。
サンダー+グロス+ガブリの形も単純なのに強くて、自然に入るのでお気に入り。


素早さを切ることでどうしてもオノノクスが辛くなってしまいますが
オノノクス1匹を考えるなら多数あるめざパ耐性や対策必須なウルガモスに強いほうが便利なので耐久を取りました。


ガブリミラーは無理をせず、メタグロスで処理します。



■サンダー


・160眼鏡ラティアスの眼鏡龍の波動残飯込みで最大乱数2連で引かない限り2発耐え
・177眼鏡サザンドラの悪のはどう残飯込みで確定2発耐え
・194眼鏡サザンドラの流星群確定耐え
・145サンダーの10万残飯込みで3発耐え
・最速ガッサ抜き

この枠は本当ならユキノオーが入るはずでした。
ユキノオーを入れないと砂パ(カバドリュウズ)が辛くなってしまうのですが、採用すると基本的に襷ポケとの相性が悪くなってしまう。
更に格闘弱点も増え、飛行耐性もなくなってしまうのでパーティバランスがどうしても悪くなってしまう。
それが嫌だったのでドラゴンにある程度強く、サザン以外で水対策も兼ねることができるサンダーを使うことに。


今回はラムではなく食べ残しを持たせることにした。
これで状態異常対策ポケがいなくなってしまったが、状態異常を使うポケモンは別の形無理やり対処することに。
食べ残しを持たせることで、ラティアスの竜の波動まで対応できるようになった。
オスに対しても、電磁波→羽休め→羽休めでも毎ターン追加されるダメージが最大でも「15」しかない。
15ダメージずつ増加なら最低5ターンは持つので、最悪痺れを待つ形になってもいい。
1ターンでも痺れればまた5ターン分猶予ができるので、急所に当たらなければ完全にPPを0にしてチェンジさせることができる。


技についても、以前と同じ。
どくどくを入れて対トリトドン等に強くしてもいいのですが、せっかくなので電磁波を入れてサザンドラが上から殴れる手段を作れるように。
ガブリアスが少々重いPTでもあるので、今回も熱風は切ってめざパを入れることにしました。
ユキノオーに対してはゴウカザルメタグロスで十分対処できるので、そちらで対処することに。


サンダーの魅力は言わずもがな、電磁波+羽休めからのタイマン性能にあるのですが
サンダー自体はウルガモスが辛いのでテンプレの構成は厳しいと言われて、実際被りポイントも大幅に下がってます。
ですがウルガモスがサンダーに対して後だしできるポケモンではない上に、このPTはウルガに後出しできるポケモンが3匹いるので(ブルンは怪しいですが)
このパーティなら安心してサンダーを最大限の力で使うことができます。



■パーティの弱点
一撃技の耐性のなさ、そして言わずもがなラッキーでしょうか。
ブルンゲルに対してノオーを出されて一撃必殺のチャンスを何度も作られるとたまったものではないので
ブルンゲルに完全に依存する構築は今現在ではかなり厳しいものがあると思っています。


じゃあ格闘どうするんだってことになりますが・・・そこがまた難しいポイントでもありますよね。
ゲンガーを入れても結局ユキノオーが辛いのは変わらない(絶対零度を撃たれないだけマシですが)ので、完璧な解決になってるとは言い難いですし。


対ラッキーは絶望的です。
ゴウカザルを後だししてもインファイトで一撃で倒せないのでPP合戦で負けてしまいますし
他に殴れるポケモンも少ないので選出されたら既に厳しい状況を覚悟しなくちゃいけないと思います。






今の環境、ドリュウズ、ラッキーグライオン、ナンスウルガブリ等様々なポケモンたちが猛威を奮っていますが、現在一番注意しなくてはならないのはユキノオーの存在だと思っています。
水タイプを相性補完で入れると相手の天候対策のユキノオーを簡単に出されてしまい、
こちらに殴る手段がないと零度の回数を増やされ、相手に無作為に1匹倒されるのでこちらが圧倒的に不利になってしまいます。
一撃技無効のポケモンを入れる・・・とかの対策は難しいものもあるので、相性のいいポケモンに対して出てきてそれらに絶対的に不利じゃないポケモン6匹で構成する必要性も出てくるかもしれません。